ある年齢を迎えたり、病気を患うなど、自分の最期を意識し始めた人が終活を始めたという話を耳にする機会がある人も多いのではないでしょうか。
そのような話を聞くと、終活は一気に身近なものになり、自分も始めなくてはと思う人もいると思いますが、終活とはそもそもどういうことなのかをご存じでしょうか。
終活は、自分の最期が来ることを想定したうえで、その最期を迎えて自分がこの世からいなくなった時のために準備をしておくことを言います。具体的には、自分が生活している住居など身の回りの整理をすることや、預金通帳や保険など財産と言われるものの整理、葬儀の規模や方法、お墓の用意などがあります。
自分がいなくなり、遺された家族に負担をかけることがないように、元気なうちに準備しておくことが終活です。
死ぬための準備と思い、なかなか手をつけられないという人もいるかもしれませんが、終活は決して後ろ向きなものではありません。
これまでの生活やその環境を振り返りながら整理をし、これから必要なものと不要なものを分けたり、自分らしく生きるために一度リセットするものと捉えることで取り組みやすくなったという人もいます。
子育てや仕事に追われ、ただがむしゃらに生きてきた生活のままの状態を維持するのではなく、自分の人生をスタートさせるための区切りとして終活を行ってみてはどうでしょう。